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植物のお話し・・・
4月10日の土曜日、今までは海の中ばかり行っていた私が、
なんと大学の講義で山の花を見に行きました。 「えっ、やっちゃん、魚の勉強してるんじゃないん?」と思われるかもしれませんが、 この授業、「保全生態学」という海の世界とも本当に関係の深いすごい面白い授業でした。 高知県の日高村というところの「錦山」というところには全国で唯一と言われる 「ドウダンツツジ」の自生地があり、また、色々な稀少な植物が生息する場所を見に行ってきました。 ドウダンツツジとは、こういう真っ白なツツジ。 ツツジなのに、リンドウの花のようなめっちゃくちゃ可愛い花が咲きます。 ドウダンツツジの群生 これがツツジ?と思うような可愛い花 この地域は絶滅危惧種の宝庫と知られている場所だそうです。 その理由には、「蛇紋岩」という超塩基性の岩で出来ている土壌でなり、 決して植物たちにとっては好ましくない立地なのだそうです。 じゃあ、なんで、こんな珍しい植物たちが生息できることが出来たのでしょうか? それは、古代から残されてきた植物たちに色々な南方からの植物が入ってこようとしたが、 この土地が貧栄養であったがゆえに、それらの普通の土地なら優先種となるものたちが この場所では入ってくることができず、 古代からの稀少な植物たちが、それらに取って代わることなく、 生き延びることが出来た・・・・のだということなのです。 こういう現象って、海にも共通する場所がいくつかあるような気がします。 潮が1日に一回しか入れ替わらない、タイのタオ島や、 火山灰が常に堆積しつづける錦江湾・・・ こういう海域は独特な生態系をしていて、色んな種の侵入を妨げる要因があるのかな・・・。 魚類も植物も昆虫も動物も・・・みんな繋がっているんだなぁ・・・と あらためて思うと同時に、 海だけでなく、こういう環境が近くにある・・ということをもっと勉強していく必要があるなぁ・・ と思った1日でした。 ちょっと難しい話になってごめんなさい。 あっ、レポート書かないといけなかったんだった・・・(笑)・・・
by aquas-ds
| 2010-04-12 12:35
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